海外で発生している感染症の予防啓発及び対策にご協力いただきますようお願いします
海外渡航者に対する感染症予防啓発について
海外で発生している感染症の予防啓発及び対策にご協力いただきますようお願いします。
サル痘について
1 サル痘とは
ポックスウイルス科オルソポックスウイルス属のサル痘ウイルスによる感染症です。
一般的には発熱や発疹、リンパ節の腫れ等症状がみられますが、多くの場合、数週間で自然に治ります。
感染症法の類型では、4類(動物等を介してヒトに感染し、国民の健康に影響を与える恐れがある感染症)に指定されています。
2 症状
発熱(38.5℃以上)、頭痛、背中の痛み、重度の脱力感、リンパ節腫脹、筋肉痛
3 治療、予防法
対症療法が行われます。日本において、サル痘に対して承認された治療薬やワクチンは存在しません。
天然痘ワクチンがその治療や予防に有効であることが示唆されています。
4 感染経路
感染した動物との接触で感染します。
人から人への感染は接触感染、飛沫感染です。
5 サル痘を疑う症状があった場合
最寄りの医療機関に相談してください。
医療機関を受診される際には、マスクの着用や発疹部位をガーゼなどで覆う等の対策をした上で受診してください。
6 関連情報
厚生労働省HP https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/monkeypox_00001.html
国立感染症研究所HP https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/sa/monkeypox.html
サル痘リーフレット https://www.mhlw.go.jp/content/000957516.pdf
中東呼吸器症候群(MERS)について
1 中東呼吸器症候群とは
2012年に初めて確認された感染症で、原因はMERSウイルスです。
感染症法の2類感染症となります。
2 症状
感染してから2〜14日後に、呼吸器症状や消化器症状を引き起こします。感染しても無症状のこともあります。
3 治療、予防法
特別な治療方法やワクチンはありません。
手洗いを行ったり、咳やくしゃみなどの症状を示している人との接触はできる限り避けます。
4 感染経路
飛沫感染と接触感染、ヒトコブラクダとの濃厚接触などが人への感染リスクであると考えられます。また、限定的なヒトーヒト感染(医療関連感染)も報告されています。
5 入国後症状が出たら
入国後14日以内に、発熱や咳などの呼吸器症状が見られた方は、最寄りの保健所にご連絡ください。
6 関連情報
厚生労働省HP https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/mers.html
国立感染症HP https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/hcov-emc/2186-idsc/2686-novelcorona2012.html
検疫所HP FORTH https://www.forth.go.jp/index.html
追加情報
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