○嘉島町教育委員会個人学習診断テスト実施要項
平成10年7月28日
教委要項第1号
(目的)
第1条 児童生徒1人1人に焦点を当て、教科の基礎的、基本的事項の習熟の状況等を明らかにして、個に応じた指導をすることにより、基礎、基本の定着及び主体的学習能力の育成を図ることを目的とする。
(実施対象学年)
第2条 実施対象学年は、次のとおりとする。
(1) 小学校は、第3学年から第6学年とする。
(2) 中学校は、第1学年から第3学年とする。
(実施教科)
第3条 実施教科は、次のとおりとする。
(1) 小学校は、国語、算数とする。
(2) 中学校は、国語、数学、英語とする。
(実施期日)
第4条 10月中旬以降で、嘉島町教育委員会(以下「教育委員会」という。)が管内の各学校の実情を考慮して実施期日を決定する。
(出題範囲)
第5条 該当学年の1学期の学習内容及び前学年の既習内容を中心に出題する。ただし、中学校第1学年の英語については、1学期の学習内容を中心に出題する。
(実施方法)
第6条 個人学習診断テストは、各学校の教育課程の中に位置づけて実施する。
2 校長は、本実施要項に基づき「実施計画」を作成し、実施計画により個人学習診断テストを実施するものとする。
3 解答時間は、小学校45分、中学校は50分を標準とするが、個々の児童生徒の実態に応じ、適宜判断するものとする。
4 心身の障害等を有する児童生徒については、支障なく個人学習診断テストが受けられるよう十分な配慮をする。
5 欠席等で実施日に受けられなかった児童生徒に対しては、後日実施するものとする。
6 問題の配付については、各学校へ実施1週間前までに配付するものとする。
(実施に係る留意事項)
第7条 担任は、事前に問題の内容と枚数を確認し、未習事項の有無をチェックする。
2 国語の聞き取りテスト問題は、試験監督者が読む。ただし、学校の実情によってテープを作成し、使用してもよい。
3 算数、数学のテストには三角定規、コンパスを準備するよう指導する。
4 英語のリスニングテストはリスニングテープを使用する。なお、リスニングテープは事前に試聴し、不備の場合は教育委員会に連絡する。
(答案処理及び実態分析)
第8条 答案処理については、標準解答に従い、各学校で定めた許容範囲等に注意して客観的な処理ができるようにする。
2 答案処理に基づき、実態分析、考察等を速やかに行うものとする。
3 実態分析結果に係る資料は、各学校の実情に応じて作成するものとする。
(結果の活用)
第9条 校長は、個人学習診断テストの趣旨、目的が達成されるよう、研修等の場を設け、実態分析、考察に基づき、課題についての共通認識の下に「活用計画」を作成し、結果の活用を図るものとする。
(実施計画等の提出)
第10条 校長は、「実施計画」を個人学習診断テスト実施の1週間前までに教育委員会へ提出するものとする。
2 校長は、「問題についての感想、意見」を実施後速やかに教育委員会へ提出するものとする。
3 校長は、「活用計画」を実施後1週間以内に教育委員会へ提出するものとする。
附則
この要項は、公布の日から施行する。